母の温もり


ぅおわった――!!

3日に渡ったようやく学園祭も終わり。
われわれ生徒会の忙しさもこれでひと段落です。

会長はステージに司会進行へ。
ヒラは学校周りにゴミ回収へ。

生徒1300人に加え、保護者・OB・偉い人なども来ているので、
いくら走り回っても足りません。
「生徒会は全校生徒の雑用係」。
その言葉は本当でした。

学園祭が終わる頃には。
生徒会長は働きすぎて片足を痛め、身体の弱いカコ先輩は真っ青な顔。
途中でアクシデントがあり、パニクった私が左手首を自傷。
それ以外の先輩方も疲れきった表情。
生徒会は、「満身創痍」という言葉がぴったりの状態。




「パニクった私が左手首を自傷」、というのも、
最近では、いつか来たる献血の日のために、
普段ではありえないほどきれいな腕に保っていたのです。
が、「いつも出られない不登校生が、ここで働かなくてなんとする!」
と何かが憑いたかのように働き続けていたところへ、
ちっとも働きに来ない籍だけの先輩二人にぐずぐず言われ、
怒りのやり場をなくしてザクリ。

いやね、自分に一片の非もないことは分かってるんですよ(;´Д`)
分かっているけど止められない足掛けウン年の悪癖です。

しばらくは隠して働いていたのですが、制服に血が散っていたため大騒ぎになり、
生徒会長とカイケイ先輩(カコ先輩と同じく面倒を見てくれる人)に
引っ張られて水道まで連れられました。

「さて、何があったのか言いなさい」
「ええっと……(;´Д`)」
「いいから言いなさい」
「……
 自分でザックリやりました、ごめんなさいorz」

「はぁ……まったく」

すみませんすみませんすみません(つД`)
みんなの働きを止めるつもりはなかったんです、ただ……ちょっと色々……
それよりも、いつもニコニコ穏やか会長が
眉間にシワを寄せているのを初めて見るんですが、これはビビってもいいでしょうか――!?

「カイケイさん、ちょっとティッシュ取ってきて」
「はい会長ー」
「あのねえ、制服に染みを作るとなかなか取れないんだよ?
 まったく……特に血染みはねえ……(ry」

「_| ̄|○」

いつもなら決して見ることの出来ない怖い顔の会長が送る、実に長いお説教タイム。
カイケイ先輩が濡れティッシュを作った後も、

「ほら、きちんとトントンするんだよ」

してますよ(;´Д`) 幼児じゃあるまいし
にしても、なかなか取れねえなあ……

「ああ、もう!
 雨宮さんの手つき見てるとじれったいなぁ!!」

「会長、落ち着いて……!
 ちょっとずつだけど取れてるよ。ね、いずみさん?(焦ってフォロー)」
「そうじゃない!
 あのねえ、指を布の下に入れるの。
 そしてちょっと染み込ませるようにトントントントンと……」


あ、あなたは私の祥子様でしょうか?(;´Д`)
私の祥子様はカコ先輩ひとりで十分なのですが……

「あ、襟元はカイケイさんやってあげてー」
「あいあいさ、もちろんですよ。
 でも会長、なんかお母さんみたいですね」

おかあさん!?

お母さん姿の生徒会長……( ゚Д゚)

『ほら、ご飯できたよ』
『うん、今日は実にいい天気だ……布団を干そう』
『汚れは落ちなくなるから早く洗濯に出しなさいって言っただろ! 全く……』


に……

「……似合いますね……」

「Σ ぶっ、性別が違う!」
「性別くらいなんとかなりますよ」(トントン
「そうですね。ジェンダーの壁くらいなんともないですね」

「オマエラ、覚えてろよ……(´ー`)」

あ、いつものニコニコ会長に戻りましたね。いい傾向ですね。(誰のせいか

その後、「100円のやつだけだけど」なんて
カイケイ先輩と私にジュースをおごってくれました。
強炭酸のジャングルマンを30秒弱で飲み干す会長の健啖家ぶりに乾杯。
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by esther21 | 2007-09-07 22:30 | 学校  

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