似たもの同士


母にボソッといわれたことがある一言。

「あんたの話聞いてるとさ……
 コトコ先生モノさんって似てるよね」

「ん?」
「面倒見のいいところとかさ。
 あんたってそういう人と合うんじゃないの?」


ほう……言われてみれば確かにそうかもしれない。
でもな……




正直、似てるのはそれだけじゃないんだ……。
奴らはな……女の趣味が似てるんだ……。

・ex.1

モノが転校してきてしばらく経った頃。
ほどよく打ち解けてきたあたりで、iPodnanoを持ったモノに手招きされました。

「いずみちゃん、いずみちゃん。
 ちょっと来て」
「?」
「黙ってこれを聞きたまえ」

そして無理くり渡されたイヤホンから流れてきたのは、
有害電波 KOTOKO「さくらんぼキッス ~爆発だも~ん~」でした。

「……(*゚Д゚)」

今でこそ「うはwwwMOSAIC.WAVは新世界のネ申wwww」とか言ってる自分ですが、
当時は電波と言えば「巫女みこナース」くらいしか知らない、
いたいけなVIPPERだった自分。

そんないたいけな私に、電波だのアニソンだのを吹き込み続け、
ついに卒業間際の文化祭で「金正日キッス ~核実験だも~ん~」などという曲の
ボーカルをやらせるまでに私を調教したのは、誰あろうこのモノでした。

現在、違う道を歩み、メールを交わす仲となっても頻繁に来る
「KOTOKOは最高だろ(´ー`)」の言葉。
彼女のおかげで、ずいぶんとKOTOKOを知ったものです。

そして入学当初。黒板を消す孤独な日直な自分。友人もおらず、退屈な毎日。
そんな中、教室で、耳慣れた音楽を携帯から垂れ流す男を、
私は耳ざとく発見してしまったのです。

「……!
 おま、今の曲流したの誰だ。挙手」

「ん? おれおれ」(挙手)
「今の曲……『きれいな旋律』だろう……」
「!!
 雨宮さん、KOTOKOが理解できるのか!?」

孤独な毎日に、同志を発見。
これがコトコ先生との出会いでした。

KOTOKOが大好きなふたり。
例えメールを送っても。

『おまいら、モザイクいいだろ? そうだろ?』

『うーん……モザイクもいいけど、
 やっぱり私はKOTOKOがいいと思うのであるよ(´ー`)』
『モザイクいいね! だけど、やっぱ俺はKOTOKO派だからね』

判で押したように同じふたりの返信。
おまいら、結婚したらどうだろう。仲人は私がやるから是非。

ex.2

夏の日差しまぶしい教室でのこと。

「やっぱり女の子は黒髪ストレートロング!
 お姉さん系だとなお良し!
  そう、例えて言うならば十条紫苑さまのような!」


「俺はロリコンだから妹にベッタリです(´ー`)
 奏ちゃん萌えるだろww」
「Σ おまえ、それでも男か!!」
「あの『つるぺた』がたまらん。曲線美だ。幼女サイコウ!!」

その数日後、モノともメールで同じ発言をする機会がありました。
ちなみに一切コトコ先生の話をしないまま。

「んー、私は妹系がいいかなー……
 兄貴はいずみちゃんと同じタイプみたいだけど、私はやっぱり……
 こう、ちっちゃい子をふにっと抱きしめるとたまらん」

あああああ。お前ら。ロリキャラが好きなのか。
そうか、誰もこの熱くたぎる姉萌えを理解してくれないのか……。

……。

お、おまいらなんか、ふたりで赤いランドセルの幼女でも
ストーキングしてればいいんだっ!!(つД`)

・ex3

『今、『ひぐらしのなく頃に』がアツいっすねー』
『そりゃあそうであろう(´ー`)
 あれはすごい。すごいの一言だ』
『詩音がもう可愛くて可愛くて仕方がありません。
 園崎詩音は俺の嫁。Do you understand?』

『I understood.
 それはともかく、詩音は兄ちゃんが好きだな……。やっぱふたりの嗜好は合っているようだ。
 私は詩音よりも……』
『どうせ妹系が好きなモノのことだ。
 北条沙都子か古手梨花あたりがよいのであろう?(´ー`)』

『ばれたか。梨花ちゃまバンザイ派だ。
 だって黒髪ストレートで、にゃーにゃーで100年の魔女だぜ?
 にぱ~☆だぜ? そして真の主人公だぜ?』
『アツい……アツいな……。
 やはりモノは幼女あたりに食いついてくると思ったんだ、ちくしょうめ……』

『兄ちゃんと語らう機会があったら是非語らってくれ(´ー`)
 奴も詩音仲間がいなくてショボンとしている』
『がってん承知だ。まかせておけ』

というモノとのメールのやりとりがあって、やはり数日後。
園崎詩音に心を揺さぶられまくった私が、コトコ先生と、
今週のアニメ版「ひぐらし」について語らっていました。

「詩音かわいいよ詩音」
「そう? 俺は……」

「俺は」?
……もう、お前のパターンは読めているんだぜ。
これからはずっと俺のターンだ!!

「コトコ先生とアマミヤとの女性の趣味が合わないのはよく分かっている……。
 そしてある友人同士の女性の趣味が異様に似通っていることも……。
 コトコ先生、おぬしは梨花ちゃま派であろう!!」


「Σ うお!すげえばれた!!
 そうだよ? 俺は梨花ちゃま好き好き派ですよ。
 可愛いだろ? 『にゃーにゃー』。」

……うん、可愛いね……(;´ー`)
たしかに「にゃーにゃー」も可愛いと思うよ……。うん……。

とりあえず、おまいらふたりで祭具殿をおかしちゃえばいいと思うの。うん。


なにを聞いてもシンクロニティ。
なにをやってもシンクロニティ。
とても面識のない、私を介してお互いの存在を知っているだけとは思えない、
強烈なかぶりっぷり。
ふたりはこれからも行動言動女性の趣味、すべてがかぶり続けていくのでしょうか。
そのたびに自分はひどくデジャブを感じないといけないのでしょうか……。
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by esther21 | 2007-10-13 01:22 | 学校  

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