自分自身が一番
この間、とある知り合いに、話の流れで、
『後ろばっかり向いていると言われても、否定はできません。
自分は常に後ろを向いています。それは認めます。
だけど、それを差し引いても、あなたの言うことは信用が出来ません』
とメールを返した。
相手方は、
『人があなたのために本気になって言っていることを、
信じられないっていうのは悲しいことだね』
別段けんか腰でもなく、さらっと言って、その話題を切った。
それを聞いて自分自身も悲しくなり――
昔、誰よりも大事だった人に、段々近づいてきてしまったような
妙な懐古感を覚えて苦笑してしまった。
うん、まっすぐ順調に育ってきたら、
もしかしたらこんな人格にはならなかったかもしれないね。
憂いなんて何もなかった頃は、確かに高飛車だったし、
出る杭は打たれたかもしれないけど、打たれて小さくなれば、それだけで全て終わって、
普通の子供になったかもしれないね。
でも、アスペルガーだと疑われたこともあったくらいだから、
何不自由なく暮らしていても、ちょっとはおかしい人間に成長していたかもしれないね。
でもでも、やっぱり、普通の人間になれたかもしれない。
だけど、それはIFの話で。
常に後ろ向きで、他人を信じながら信じていなくて、
何か嫌なことがあればすぐ逃げて、針のような危険を察知すれば発作を起こして。
こんな風な人間になってしまいました。
一番残念で悲しいのは自分自身です。
by esther21 | 2007-10-25 02:55 | エトセトラ