悪しきDNA


幼い頃から、実父との関係は妙な感じでした。

「ほら、いずみう○こ、今日はこのお父様が迎えにきてやったぞ」
「人の名前に『うん○』つけんなや、ボケカス(゚Д゚)」
「う○こー○んこうん○ー」
「お前は子供か(;゚Д゚)」

当時保育園児。
再三書いているように我が家は逆転親子でした。
父親がちょっかいを入れては子供が背中を思い切り蹴るという、
親も子もなんかちょっと間違えてる、そういう親子でした。

「あんたの父さん、ほんま子供やったからなぁ……」
「よくも悪くもな(;´Д`)」

時は流れ、母親と仲たがいをして父子家庭となり、
そこからケンカ別れ(?)して施設に入り、施設からも脱走してようやく母方の家庭へ。
母親は再婚し、先月子供が生まれました。

そんな我が家。

ピーンポーン

「ごめーん、いーちゃーん、
 さーくんにおっぱいあげとるから、ちょっと出てー」

「あいよー」



我が家はマンションの8階。いわゆるオートロックがついています。
カメラに写っていたのは宅配便のおっさんでした。
それに応えてボタンを押し、オートロックを解除したわけですが、
オートロックは1階ですから、解除してから家に着くまでに、
1分弱の時間がかかります。

「いずみ、靴箱空けたら目の高さに印鑑入ってるから、
 それで受け取ってちょうだい」

「はいよはいよ」

早々に印鑑は見つかったのですが、
おっさんが来るまでにはまだしばらく時間がかかります。
その間にちょっと弟のサラを観察。

サラは今日も元気におっぱいを飲んでいます。
3倍じゃないのが(ネタにならなくて)もったいないですが、
少なくとも他の2倍の速度で育っています。
今も1時間ごとにおっぱいを欲しがる日々。

懸命にミルクを飲む弟のいたいけな顔を見て、
印鑑を手にした「上」こといずみさんはイイコトを思いつきました。

「(゚∀゚)
 おまえに……雨宮家の烙印を押してやる!!」

「ちょっとw額かいなww」

ミルクを飲み終わり、珍しく目を開いているサラに、
印鑑を持った怪物と、拒否しない母の固定が立ちふさがる!

途中で何かを察したのか、はたまた単なる偶然か、
アンギャアンギャと泣くサラ。首を折れんばかりに振っています。
しかし、母と私は、最近機嫌の悪いこやつの泣き声に慣れきってしまったのでした。
哀れ首も据わらぬ嬰児のサラ。

「アンギャ、アンギャー!」(うわ、なにをするー!)
「うるすわぁぁぁい、このクソガキめーw
 おまえのしばらくの横暴っぷりには辟易してたんだー!ww」

「ww
 宅急便のおっちゃん来るから、押さえとるうちに、はようやってしまいなww」

「アンギャー! アンギャー!!」(やめろー!やめろー!)
「てえい! 弟の分際でつべこべ言うな!
 食らえ! 印鑑攻撃!!」

「ギャー!!」(うわああああ!!)

ポン。

生後一ヶ月の赤ん坊の額には、見事に「雨宮」の朱がつきました。

「ヒャーッヒャッヒャッヒャー(゚∀゚)
 ざまあみさらせー!w」

「……w
 あんた……やっぱお父さんの子やな……


……(;゚Д゚)

幼い頃の記憶を掘り起こす。
そうだ……そうだ……私の親父も……

こんな感じで私に嫌われていたではないかorz

そのうちに、家の前に来ましたよの合図である二度目のピンポンが鳴り、
私はとぼとぼと宅配便をとりにいったのでした……。
直前に使ったせいか、受取印は妙にきれいに押せました。
ちなみに荷物はパキスタン大使館からのサムのパスポートでした。

その後。

「ハハ、大使館からサムちゃんに荷物来たで。
 ……あれ? さーの「雨宮」は?」

「かわいそうになってきたから
 あんたが受け取りに行ってる間に消しといたでw」

「……orz」

サラ、そんな上にも負けずにめきめき成長中。

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おやしみw
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by esther21 | 2007-11-16 22:46 | 家族  

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