大丈夫かこいつ
昨日は生徒会役員決めの会議がありました。
結果から言うと、予想通り前期役員からは3人しか残らず、
そして私は副会長と、役職も横滑りの形で残りました。
3人と、以前生徒会をしていたというカコ先輩の友人2人が加わったのですが、
もともと面倒な生徒会活動のこと、まったく立候補者など出ず、
グダグダな雰囲気に。
そんな中で、生徒会長に立候補する救世主が!
すっげえチャラい1年生でした。
や、2年生、頑張れよ! オマエラ、手ぇ上げろ!!
どうみてもこの救世主、髪の毛伸びすぎだろ! どうみてもチャラけてるだろ!
外見チェックで引っかかって放送で呼び出されてたりしそうだろ!!
真面目な奴はいないのか!
サノ先輩と猛スピードで「大丈夫か、おい」と全力で突っ込みを入れる中、
ついに誰も立候補者は現れず、この
全校生徒1300人をまとめる後期生徒会長になってしまいました。
「サノ先輩、どうして立候補してくれなかったんですかああああ(泣)」
「や、俺は会計だから! 生徒会会長補佐兼予算計上係、略して会計だから!!」
「生徒会ryはどうでもいい! 先輩2年生でしょー!?」
「ちょっと、そこの足組んでようようと座ってる○○(生徒会長の苗字)!」
「お前、あんま呼び捨てにしてるとぶっ殺すぞ(´ー`)」
「いや、サノ先輩のお仕置きは後でいいんで、
いまからでも間に合いますから生徒会長は3年H組○○に書き換えといてくだっさい!
めっちゃ不安ですって!」
「いやだよ、ようやく任期が終わったのに(´ー`)」
あああ、この生徒会長は役に立たん。
仕方ないのでカコ先輩に詰め寄ると、
「いや、会長なんて誰もやりたくないって」
「そう言わずに(;´Д`)
山吹色のお菓子を進呈しますからー」
「いらない。
ほら、私いつ入院するか分からないし。」
「……マジ病弱なのに、生徒会最強で腕っぷしも強いって、反則だよな……(ボソ)」
「サノくん、なんか言った?」
「いえいえ! なんにも!!」
「まあいいや。
それにね、私、籍は置くけど、これからあんまり生徒会には出てこないから。よろしく」
「ああああ(;´Д`)」
結局我らの小さき力では如何ともしがたく、
議会は解散、10月から正式にチャラ君が生徒会長になることが決定しました。
「はい、役員同士で自己紹介してもらうからね。まずは生徒会長から」
「あ? あー、はい。
生徒会長になった1Kのチャラです。
理由は、えーと……打ち込めるものがなかったからっす」
「(;´Д`)」
「……(;´Д`)」
大丈夫かこいつ。
世の中そんなに甘くないぜ?
今じゃ前のつく生徒会長なんて、学園祭で足潰したぜ?
「センセー、1年生の生徒会長って
結構前代未聞だったりしますー?(・∀・)」
「いや、そんなことはないよ」
「……(;´Д`)」
「……サノ、先輩……(つД`)、」
……大丈夫か、こいつ。
嬉しそうに聞いているこの顔を見ると、どう見ても
目立ちたいから立候補しましたって感じですが。
そして、生徒会長同士の引継ぎ、兼、ダベって話しているときも、
「サノ先輩、やっぱひぐらしは詩音っすよ。
こないだなんか、引きこもってる最中に目明しのマンガ読んでて
ズキューン!(゚∀゚)ときましたよ。可愛すぎっすよあの娘」
「ん、しかし俺はレナの変わりっぷりも捨てられん。
俺の周りのひぐらしスキーは何故かシオンシオン言うんだよな。
詩音より断然レナのほうがいいと思わんか」
「大体、僕は詩音好きの心がわからないね。
おんなじ外見なら魅音のほうがいいだろ絶対」
「会長はものの道理を分かっていらっしゃらない!( ゚Д゚)」
もっぱら生徒会は「ひぐらしのなく頃に」ブームです。
カコ先輩は「オタク気持ちわるっ('_`)」て露骨な顔をしますが、
他は顔をあわせれば必ずひぐらしの話題になるという、カナカナ集団です。
そんな濃いメンバーの中で場の唯一の新人であるチャラを気遣って
サノ先輩が尋ねました。
「お前、ひぐらしとか、分かる?」
対してチャラ。
「いや……俺、ほとんどゲーム専門なんで……」
ん? ひぐらしのなく頃にも原作はゲームだぞ?
「今度、つよきす2が発売されますよね」
……
だ……だ……
大丈夫かこいつー!?
いや、自分も同じ穴のムジナだけど!!
「俺たち、この人の下で働くんだよなあ……(;´Д`)」
「任期終わったぜとばかりに、すがすがしい表情で去っていった
カイケイ先輩その他、3年生たちが今は憎く思えますね……」
次回の役員集会は、「後期生徒会は波乱の予感」!。
お……お楽しみに(つД`)、
本当、大丈夫っすかねえ……
by esther21 | 2007-09-30 20:56 | 学校